ケアブリーチでダメージを94%減らせるのは本当なの?
こんにちは!
カラー&ブリーチが得意
年間100本のカラーセミナーを美容師向けに開催
神戸元町にある美容室FLEEK(フリーク)代表の大城です。
私が代表を勤めております美容室FLEEKは、カラーのスペシャリストが揃っているヘアサロンで、スタイリスト全員がケアブリーチを使用しています。
【ケアブリーチ】と検索すると、
・傷まない
・94%のダメージレス
と出てきますが、これは本当なのか?
それではブリーチ大好きな大城が、ケアブリーチの実態をお話ししていきます。
Contents
ケアブリーチって一体なに?
ケアブリーチとは「ジカンボン酸」という成分が含まれてるブリーチ剤のことです。
すこしだけ難しい話にお付き合いください!
ブリーチは髪に化学反応を与えて毛髪を脱色します。
ブリーチの薬剤を髪に塗ると、反応が起こり毛髪が膨らみます。
「ブリーチを塗布し、髪に化学反応を与えて、毛髪を膨らませる」というのはブリーチを行う過程で必要不可欠なのですが、これが膨らみすぎてしまうと、結果=髪のダメージが大きくなる原因になります。
ケアブリーチは94%ダメージレスと言われているが本当なのか?
厳密にお答えすると、ケアブリーチはブリーチによるダメージを94%カット出来るブリーチではない、です。
「ブリーチなのに普通のヘアカラーよりもダメージが少ないということ?」ってなりますよね?
そんなことはあり得ません。(きっぱり)
ダメージの軽減にはなるので、「ダメージ94%カットが完全に間違い」という訳でもないのですが、
ケアブリーチに入っている成分の働きや、組み合わせから考えると、
「ケアブリーチを使うことで、枝毛や切れ毛になる原因を94%補修、または削減出来る」というのが僕の見解です。
(と僕はお客様に説明します)
実際にケアブリーチをされたお客様の仕上がり
大城が実際にケアブリーチさせていただいたお客様の仕上がりはこちら。
ケアブリーチを使ったハイライト
【ハイライト】ベースの色に対して部分的にブリーチで明るくして、立体感を出したり動きをつけるカラーデザインです。
(ブリーチを使わずにする方法もあるけど、僕はそれはハイライトとは言いません!)
ケアブリーチを使ったバレイヤージュ
【バレイヤージュ】フランス語で”ほうきで掃く”という語源から来てるんです。
ブリーチを使い、毛束を取って、ほうきで掃くようにボカしてデザインを入れていきます。
(しかし日本人の認識では、後ろから見た時にスジ感が出ているデザインを【バレイヤージュ】と呼んでいることが多いです)
ケアブリーチを使った全頭ブリーチ
【全頭ブリーチ】ブリーチを使い髪全体を明るくします。通常のヘアカラーだけでは出せない色味を出せるのがポイント!
結局ブリーチで傷むかどうかは美容師の腕次第
ケアブリーチが傷みにくいブリーチ剤であることは間違い無いのですが、
その材料を正確にうまく生かせるかどうかは、使い手(=美容師)にかかっています。
・こうしたらダメージを最小限にできる
・これ以上傷みを促すようなブリーチはお断りする
など、美容師自身が薬剤や髪のことを知り尽くしているからこそ成せる技です。
ブリーチ剤もこの10年で改良が進められ、
ブリーチ=傷むではなく
ブリーチ=傷むかどうかは美容師の腕次第
という風潮に変わってきました。
ブリーチ&カラーで迷った時は、一度FLEEKの技術を体験してみてください。
